くせ毛で広がり落ち着かず自分の髪を手懐けられない。
髪にコンプレックスがある方は誰しもが経験する部分ですよね。
これは、くせ毛を活かすにはカットだけじゃなくて「合うスタイリング剤」も見つける必要があるから。ただ施術すればいいってだけじゃないんですよね。
そしてこれがなかなか難しい。
くせ毛が個性という長所ではなくて悩みとしてしか捉えられない大元がここだと思っているのですが
今回はこれをクリアするための「見るポイント」のお話をしてみようと思います。
目次
あなたのくせ毛のここを見てみよう
くせ毛さんのスタイリング剤選びは本当に難しい。
中にはとことん試されて、僕が話させてもらう前に既にご自身の髪を知り尽くしている方もいらっしゃいますがものすごく稀です。
そのハードルを下げるために僕みたいなくせ毛特化美容師がいるんですよね。
なのでとことん僕やここのブログを使い倒してください。喜びます笑
髪が濡れている状態のくせ毛の様子をチェック
さて、僕が「くせ毛を知る」ために見るポイントは【濡れている状態のくせ毛の出方】です。
これで分類するとほとんど失敗する事がないんですよ。
みなさん、くせ毛にそんなに詳しくない美容師さんもそうですが「乾いている状態」でしか見ないからよく分からなくなるんですよね。
さっそくタイプを分けてみましょう。
日本人の9割はこの3つの中に当てはまる
①乾いていると波状のくせ毛。ジリジリした感じは少ない。濡れているとカールやウェーブは消えやすい。
②乾いていると1本1本の髪の捻れが強くでる。ジリつきチリつきを感じやすく乾いているとくせ毛のウェーブは出にくい。濡れているとパーマのように綺麗にクルンとなる。
③「②」と似ているが乾いていても濡れていてもクルンとしたウェーブ。広がりを感じる。
こんな感じですね。9割くらいの日本人のくせ毛さんがこの3つのいずれかに当てはまると思います。
では次に各タイプのくせ毛さんが髪をコントロールするために必要なスタイリング剤をお話していきますね♪
①乾いた状態は波状のくせ毛で広がるタイプには
このタイプのくせ毛さんに必要なのは艶感と保湿力です。
広がりやパサつきの原因が髪が元々もつ「乾燥しやすい性質」なのでこれを補えるバーム系のスタイリング剤がベスト。
波状毛のくせ毛を活かすスタイリング剤
僕がサロンワークで実際にこのタイプのくせ毛さんに使っているのは「Voi」です。
色々なバーム使ってきた中で1番保湿力と持続力があり、なおかつベタつかないという優れものなんですよ♪
②濡らした状態でウェーブが出て乾くと消えるタイプには
このタイプのくせ毛さんのキーポイントは「この濡れている状態の綺麗なウェーブをどう保つか」になってきます。
ですので「ウェット状態でのスタイリング」が必要。
そこで合わせるのがジェルタイプのスタイリング剤です。
捻転毛のくせ毛を活かすスタイリング剤
以前はムースなんかも使っていましたが揮発しやすいためどうしても持続性がなく、一周まわって落ち着いたのがジェル。中でも「カーリーミージェル」が頭一つ抜けて優秀です。
朝に髪を濡らしてジェル揉みもみでそのまま自然乾燥かハーフドライで今まで扱いに困っていたくせ毛が簡単に手懐きます♪
③濡れていても乾いていても螺旋状のウェーブが出るタイプには
②とほぼ同じ髪質ですが乾いていてもウェーブが出るタイプのくせ毛さんは「ウェット状態のジェル使い」以外にもバーム以上に保湿力が高いスタイリング剤を使えば①と同じような乾いた状態でのスタイリングも可能。
ウェーブ系波状毛のくせ毛を活かすスタイリング剤
その時に必須なのがバター系のケア剤である「ミレイ メルティングバター」です。
これ、なかなか特殊で。
この本来の使用方法はスキンケアのクレンジングなのですが、中身がゴールデンホホバオイル65%以上という他に類がない構造なのでスタイリング剤としても機能するんですよね。
ちなみに僕も自分のスタイリング剤として使ってます。
ゴールデンホホバオイルがもつ髪内部まで浸透する保湿力で強い乾燥の広がりも収めてくれます♪
まとめ
僕はヘアケアはシンプルな方がいいって考えているので複数使いや重ね使いは今ほとんどせずシングル使い派なのですが、各タイプで1番合うものだけをチョイスしてみました。
髪の毛ってコンプレックスになるものではなくて、個性や雰囲気、魅力になるあなたの一部だと思うのです。
くせ毛が似合う!そんな言葉のチョイスもありですよね。
ぜひ「知ってみる」ところから始めてみましょう♪
ではでは。